「えっ?」AI予想1%からの大逆転
そして、王位戦第1局は6日、名古屋・東区の徳川園で、藤井七冠の先手で始まりました。
2日目に入ると対局がもつれ、午後3時44分同じ局面が4回現れ「千日手(せんにちて)」が成立。後手番だった渡辺九段が先手にかわり、30分後に指し直し局が始まりました。

この時、持ち時間は藤井七冠が1時間だったのに対し、渡辺九段が2時間20分。
そして共に「1分将棋」となった最終盤でのAIの勝敗予想では、渡辺九段が99%優勢。藤井七冠圧倒的不利!しかし…。
(解説者の声)「え~?えぇ~!?こんなことあるの!?渡辺九段がこんなにプロ的には簡単な詰みを逃すなんて…」
渡辺九段、まさかのミス。秒読みの中、藤井七冠は冷静に指し、ついに。
(渡辺九段)「負けました」


7日午後9時13分、藤井七冠が136手で大逆転勝利。5連覇へむけ白星スタートを飾りました。