島根県隠岐郡海士町で、31日から漁に出た男性の行方が分からなくなっています。

隠岐海上保安署によると、行方が分からなくなっているのは隠岐郡海士町に住む79歳の男性です。

11月1日午前0時47分頃、男性の家族から「父親が船でイカ釣りに行ってから帰ってこない」との118番通報がありました。

隠岐海上保安署や警察、民間ボランティア団体などが捜索したところ、1日午前6時20分頃、男性が出港した海士町の岸から約5.5キロほど離れた隠岐郡西ノ島町冠島付近で男性が乗っていた船(長さ4.97メートル、総トン数0.4トン)が転覆した状態で見つかりましたが、男性は発見されませんでした。

現在も、隠岐海上保安署の巡視船などが捜索を続けています。

男性はきのう午後、ひとりで、海士町諏訪岸から出港したとみられます。

当時の詳しい海の気象状況などは分かっていませんが、1日午前8時頃は、南西の風4メートル、波高0.5メートルと比較的おだやかな状態となっています。