島根県西部に住む50代の女性が投資名目で合計2000万円を振り込み騙し取られていたことが分かりました。

島根県警によりますと、女性は今年8月16日にSNSのインスタグラムで投資の広告を見付けアクセスしました。

数10名が参加するLINEグループに招待され、株式投資用アプリのダウンロードを指示された女性は上級アナリストの松本を名乗る人物の「確信のない取引をお知らせすることはありません」という言葉を信じて、投資資金として先月16日から今月7日までに3回、計2000万円をインターネットバンキングでそれぞれ違う個人名義の口座に振り込んだということです。

するとその日の内に2000万円が3倍に増えたと投資用アプリに表示され、「優良株に投資できる権利に当選した。さらに1000万円投資できる」とメッセージが来たことで不審に感じた女性が警察に相談し、被害が分かりました。

島根県内では今年3月に特殊詐欺で9804万円を騙し取られるなど高額の詐欺被害が相次いでいて、警察では、実際に会ったこともない人を簡単に信用せず、高額な支払いの要求などがあれば相談して欲しいと呼び掛けています。