鳥取市内の飲食店で食事をした6人が、下痢や腹痛、発熱などの食中毒症状を訴え、鳥取市保健所はこの飲食店の料理が原因の集団食中毒と断定し、5日間の営業停止を命じました。

鳥取市保健所によりますと、食中毒の症状を訴えたのは、鳥取市内の同じ事業所の女性職員6人で、今月19日から21日にかけて症状が出たとして、今月23日に事業所から連絡がありました。

6人は、今月17日に市内の飲食店「かあちゃん公認の店鳥兼」で食事をした9人のうちの6人でした。

発症した人の検査でカンピロバクターが検出されたことから、鳥取市保健所は、カンピロバクターの原因となりうる食事が提供されていたことなどを確認したうえで、この飲食店での食事が原因の集団食中毒と断定し、飲食店に25日から5日間の営業停止を命じました。

カンピロバクターはペットや野生動物に生息し、原因となる食品は主に鶏料理だということで、特に加熱が不十分な鶏肉が原因となることが多いということです。