長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授
「この上まで来てるんですね」

長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授

今回の津波を調査している長岡技術科学大学の犬飼直之准教授です。
犬飼准教授の調査から、直江津地区に到達した津波は2メートルほどの高さだったと見られることが分かりました。

長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授
「能登半島から津波が発生した場合に、まっすぐ波があたるような方角ですので、割と津波の中でも強く津波があたっている場所かなと思います」

犬飼准教授によりますと今回の地震の震源地は能登地方でしたが、ずれが生じた範囲を示す震源域は佐渡の近くまで広がっていました。そのため、震源域の正面にある上越市に高い津波が到達したと分析します。

津波は上越市の関川などを遡上。BSNの情報カメラには保倉川を遡上した津波が橋を越え車を飲み込もうとする瞬間が…

地震の翌日、上越市直江津地区の住民は津波で流されてきた流木や土砂の撤去作業に追われていました。

住民
「歩くことができなかった。津波の流れが強くて…」

関川の河口付近で暮らす安田みさ子さんの自宅には、川を遡上してきた津波が押し寄せました。

「ここの冷蔵庫もダメ。食器棚があってね、それも全部…」
「だいたい、ここら辺まで水きたから…」