新潟県内では、3日にも令和6年能登半島地震による新たな被害が確認され、けが人は26人、建物被害は447棟におよんでいたことが分かりました。
また新潟市西区の一部の地域で新たに避難指示が出ました。

震度5強を観測し液状化による被害が発生した新潟市西区では、3日も住民が後片付けに追われています。
新潟市によりますと、西区では44か所で液状化現象が確認されていて、こちらの住宅は液状化によって傾き家同士の屋根がくっついてしまっています。

「なぜか分からないけどここを境界に両側からこう…」
「何から始末していったらいいのかさっぱりわからないですけど、取り急ぎ住めるのかどうかを確認していただかなければいけないなって」

3日には新潟市の職員による「応急危険度判定」が行われています。

「液状化による地面の陥没やひび割れも非常に多く見られたので、そういったところから、今回非常に大きな災害だったのかなと」

地震の影響で被害を受けた建物が今後使用できるか否かを3段階で判定するもので、二次災害の恐れがあるかどうかを、住民や付近を通る人に知らせることを目的に行われます。

新潟市の中原八一市長も、3日正午過ぎに、被害を受けた西区の坂井輪中学校を視察しました。

「新潟地震以来の液状化現象ということについては、それ以来の大きな被害なのかなと…」

新潟市内ではおよそ40の公立小中学校で建物の損傷が見つかっていて、来週の学校再開に向けた復旧作業を進めたいとしています。