今年も猛威をふるうのでしょうか。
新潟県胎内市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザの発生が疑われる事例が発生しました。確認されれば今シーズン県内初、全国の養鶏場では3例目です。

鳥インフルエンザの発生が疑われているのは胎内市の養鶏場です。
県によりますと3日朝、ニワトリ70羽が死んでいるのが見つかり、農場長から下越家畜保健衛生所に通報がありました。

県が立ち入り検査と簡易検査を行ったところ、10羽中9羽でA型インフルエンザの陽性が確認され、遺伝子検査を行っています。陽性が確認されれば、北海道の養鶏場での2例に続き、今シーズン全国3例目。県内では野鳥も含めて初めての確認となります。

この胎内市の養鶏場では2022年度にも鳥インフルエンザが発生し、68万羽を殺処分しています。今回、発生が確認された場合は63万羽が殺処分となる予定で、その数は県内で飼育されているニワトリの10パーセント弱にあたるということです。

県畜産課 阿部渉 課長
「鶏卵や鶏肉を食べても、感染する事例は日本では発生していないので、あまり動揺せずに対応してもらえれば」

県は遺伝子検査で陽性が確認されれば、4日午前8時から処分を始め、16日までに完了する見込みとしています。