新潟県長岡市の老舗米菓メーカー『岩塚製菓』です。

せんべいやあられ、おかきなどの米菓は、名前の通りコメから作られています。
岩塚製菓では国産のコメに100%こだわって菓子作りを行っているそうですが、米菓を作るための最初の工程が『コメを洗うこと』です。

1日に10トンほど出ていたというコメのとぎ汁=洗米排水は、これまで化学薬品を使い、まとめて産業廃棄物として処理していました。
しかし『Nサイクルプロジェクト』では、産業廃棄物として捨てられていた『とぎ汁』が“資源”として生かせる道が見えてきたのです。

岩塚製菓 BEIKALab 畳谷和之工場長
「何もしなければ産業廃棄物として処分をしなければならないというのが今の洗米排水。今の(洗米)排水は少し置いておくだけでもにおいが出るくらい腐りやすい。腐りやすいということは『微生物』も自分を増やすために利用しやすいので、それで堆肥を作る『エサ』にしようというところで、今やっている」

そこでコメのとぎ汁をホーネンアグリに提供し、もみ殻や枝葉などと混ぜて堆肥を作るという取り組みを進めています。