全国有数のコメどころで始まった挑戦です。
コメを生かした米菓作りが盛んな新潟県長岡市では、産学官が手を取り合い、これまで廃棄されてきた“コメのとぎ汁”を肥料へと変える循環型のプロジェクトが進められています。

コメどころ新潟は9月、今年も実りの季節を迎えていました。
新潟県長岡市で進められているのは、その名も『Nサイクルプロジェクト』。農業の基盤は、作物を元気に育てるための豊かな土づくり。そこで、地元・長岡市の培養土メーカー『ホーネンアグリ』が作る堆肥を土に混ぜ、元気で丈夫な作物を作ろうというのです。

その堆肥には秘密がありました。
実は、米菓メーカーで1日に10トンほど出るという廃棄物『コメのとぎ汁』を使って堆肥を作るという取り組みです。