長岡市は26日、福島県内で居眠り運転により赤信号を無視し、2人がけがをさせる事故を起こしたとして、総務部の男性職員を減給10分の1・1か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、長岡市総務部に所属する主査の男性職員です。
長岡市によりますと、男性職員は今年6月2日午後6時半ごろ、休暇を取り旅行目的で福島県いわき市内の国道を自家用車で運転していたところ、強い眠気を催していたにもかかわらず運転を続け、居眠りをした状態で赤信号の交差点に進入。 左から走ってきた乗用車と衝突し、運転手と同乗者の2人に、外傷性頸部症候群や頸椎捻挫のけがをさせたということです。

事故を受け、男性職員は先月6日付けで裁判所から略式命令を受けていて、市は地方公務員法に基づき、26日付けで減給10分の1・1か月の懲戒処分を下しました。男性職員は市の聞き取りに対し、「休憩を取らず運転してしまった」と話しているということです。

処分の発表を受け、長岡市の水内智憲総務部長は、「法令を順守して市民の模範となるべき市職員が人身事故を起こし、市民の信頼を裏切ったことを心からお詫び申し上げます」とコメントしています。

長岡市では再発防止策として、年度初めに全職員が署名している『交通安全宣言書』の内容を再度確認させるほか、公私ともに交通法規を順守するよう、改めて全庁に通知するとしています。