新設されたペット同伴避難所のお披露目
三条市体育文化会館を案内してもらいました。
【三条市環境衛生係 西川正恭係長】「こちらがペット同伴で避難される方のスペースになります」
舟山さんの要望を受けて、三条市では市内34か所の指定避難所のうち、3か所でペット同伴避難のスペースを設けました。体育文化会館では災害時、2階が人だけの避難所に、3階の人工芝のスペースがペットと飼い主の専用避難所になります。

さらに『スターターキット』も準備。ペットの避難所開設に必要な、ブルーシート・テープ・ペンなどの道具一式。そして大切なのが“ミッションカード”です。

【三条市環境衛生係 西川正恭係長】「我々スタッフが早く来られない場合もあるので、ミッションカードの順番で皆さんからも手伝ってもらえればなと考えています。まずは3階の多目的練習場に動物を連れていく。この通りにやれば避難所の設置はできます」
三条市では、ペットと飼い主が安心して過ごせるように簡易テントも準備しました。そして19日、ペットと飼い主の専用避難所が市民にお披露目されたのです。

【犬と一緒の人】「家族だから一緒に連れていきたい。逃げるなら、この子を置いて私も避難しないと思うので。避難するならもちろん一緒」
【猫と一緒の人】「(離れ離れにはなりたくない?)うん。家族だし、かわいいし…」
体験会を見守っていた舟山さん。いざという時にこの避難所をいかすためにも、飼い主同士の協力が必要だとみています。
【キトンブルーのおうち 舟山和美さん】「みんなで助け合っていく避難所だと思っているので、いい運営ができればなと。ペットも含めて三条市民であり、新潟県民だよねという気持ちは、みんなでつないでいけたらなと思う」

災害時でも“飼い主と一緒”に過ごすこと。それが、舟山さんが願うペット達の幸せです。
災害時はペットも不安になっているので、飼い主と一緒に過ごせれば安心です。万が一に備えて「ケージや人に慣れさせておくことや、餌や水などを事前に準備することは飼い主の責任でもある」と県動物愛護センターの遠山センター長は話していました。