佐渡市で30日、28回目となるトキの放鳥が始まりました。13羽のうち、30日は5羽の“トキ”が飛び立ちました。

佐渡市の『トキ保護センター』で午前6時から始まったトキの放鳥は、飼育しているケージの扉をあらかじめ開けた状態で、トキが自然に飛び立つのを待つ「ソフトリリース方式」で行われています。

今回放鳥されたのは、野生下で去年保護された1羽を含むオス6羽とメス7羽の合わせて13羽です。

30日には5羽が自然へと飛び立ちました。

【佐渡自然保護官事務所 澤栗浩明 首席自然保護官】
「まずはきちんと生存していけるかどうかというのを追いかけていきたいと考えています。少しでも多くのトキが生存して、繁殖に成功してくれればと思っています」

トキの野生復帰を目指した放鳥は2008年から実施され、これまでに462羽が自然界に放たれ野生下でも繁殖が進み、生息している数は推定で545羽となっています。











