新潟市で活動する日本初の公共劇場専属舞踊団『Noism(ノイズム)』が新たな体制で臨む初めての作品のリハーサルが12日に公開されました。


タイトルは『Der Wandererーさすらい人』。
Noismの芸術総監督・金森穣さんの振り付けによる新作で、シューベルトの歌曲から21曲を組み合わせて構成されています。


【Noism芸術総監督 金森穣さん】
「テーマは”孤独”ですね。その『孤独とは何か』を如実に表す2つのテーマとして“愛”と“死”ということがある」


集団での活動を信条とするNoismですが、この作品ではあえてダンサー一人一人の「ソロ」を重要な構成要素としています。


【Noism芸術総監督 金森穣さん】
「これからのNoismに期待することとして、一人一人の力量をもっと上げていかなければいけないし、メンバー一人一人の魅力が出ている作品だと思うので…」

活動19年目を迎える『Noism Company Niigata』は、今シーズンから国際活動と地域活動の2つの部門を設け、それぞれをさらに充実させる方針です。その国際部門の芸術監督に就いたのが井関佐和子さんです。


【Noism国際活動部門芸術監督 井関佐和子さん】
「Noismのメンバー一人一人が、この新潟で『プロの舞踊家としてやっています』と胸を張っていけるようになっていきたい」

ダンサーの息遣いや踊りの迫力を間近に感じられるスタジオ公演。
Noismの『Der Wandererーさすらい人』は、1月20日から「りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館」で11公演が行われ、2月24日からは東京での公演も予定されています。