新春をテーマにした収蔵作品の展覧会が、新潟市の中央区の知足美術館で開催されています。

【記者レポート】
「こちらの一画には、さまざな色合いと雰囲気で描かれた富士山が並び、見る人を引き付けています」

富士山の山肌の雪や雲海が黄金色に染まり新春の朝焼けが浮かび上がる、小松均の『不二光明』。

松の枝につがいのキジが同じ方向を向いてたたずむ、土田麦僊の『老枩雉子図』では、福が長く続く様子が表現され、絹地ににじむような風合いが柔らかみも感じさせます。

その他、縁起の良い鶴や、羽子板で遊ぶ女性、満開の桜などの絵画に、訪れた人は見入っていました。

【知足美術館 学芸員 小柳悠未さん】
「新春ということもありまして、桜や富士といった縁起物を多く展示しております。新春の雰囲気を味わっていただければと思います」

2月9日まで開かれる『新春展』では、収蔵品の中から新春をテーマとした絵画など44点を選りすぐって展示するということです。
