来年春の就航を目指す地域航空会社『トキエア』が27日、機内を初めて公開しました。
客室乗務員の訓練も行うなど、就航の準備が着々と進んでいます。


来年春の札幌線就航に向け、11月5日に新潟空港に到着したトキエアの“初号機”。


【記者リポート】
「両サイドは座席は2席ずつです、座りますと、ほどよい弾力で、すべすべの皮。心地よく、快適な空の旅ができそうです」


機体はフランス・ATR社製の70人乗り小型機で、紺を基調とした色合いのシートは落ち着いた印象ですが、コストカットのためにメーカー推奨のものをそのまま採用しているそうです。


この機体では、すでに乗務員たちの訓練も行われています。


「頭を下げて!頭を下げて!ヘッドダウン!ヘッドダウン!」


客室乗務員兼教官を務めるのは、新潟市西区出身の鷲尾紗由里さん(33歳)。
九州を拠点とする航空会社で12年間のキャリアを持っています。


入社後は、緊急時の対応などをまとめた指導マニュアルを作成するなど、就航に向けた準備を進めてきました。


【トキエア 鷲尾紗由里さん】「皆さんを乗せて、どんどん新潟の魅力を発信していきたいと思っています」


【トキエア 長谷川政樹社長】「確実に就航させるには安全も重要なポイントになりますので、飛行機を管理していく我々側で、安全重視で一歩一歩前に進めていきたい」


今後はパイロットの飛行訓練などが行われる予定です。