駄菓子問屋の火を消さない

「にいつ駄菓子の駅」の店主、原山博子さん。
実は彼女は、2024年1月から新潟市中央区にある駄菓子問屋「青山トーイ」の事業も継承しています。

「なぜ継いだのかって…、私も仕入れ先がなくなるし。新潟県で駄菓子に特化した
問屋さんって、もう1軒だけなんです。どんどん、なくなりつつあります」

駄菓子は単価が低いため、通常の菓子問屋では扱いたがらない商品なのです。
10円、20円の商品では利益がほとんど出ないという厳しい現実があるにもかかわらず、どうして続けるのか。

原山さんは「みんな駄菓子が好きなんです。駄菓子メーカー、駄菓子問屋、そして駄菓子屋。好きじゃないとできないと思います」と話します。