お盆に合わせて帰省してきたという方も、たくさんいらっしゃることでしょう。
お盆休み中盤の14日には、新潟県内各地で“夏祭り”が開催されています。

長岡市小国町の『おぐに夏まつり』の会場には、地元の人や帰省してきた人が大勢集まりました。軽快な手拍子とともに響く「小国音頭」で盛り上がり、家族や友人ら親しい人たちと輪を囲みながらお祭りムードを満喫しています。

午後3時から始まった『おぐに夏まつり』のステージでは、地域に伝わる民俗芸能『巫女爺踊り(みこじおどり)』も披露されました。
立ってあでやかに踊る巫女と座ったままユーモラスに踊る老人の人形を数人で操るこの『巫女爺踊り』は、150年以上前から大切に受け継がれてきたそうです。

きょうの舞台には、その伝統を守ろうとする27歳の担い手、小国地域出身の保坂準平さんも参加していました。

「年の近い人がいないのはさみしいが、自分が率先してやることで『やってみようかな』と思う人が出てくるとうれしい。精一杯できることをやって、この巫女爺踊りの伝統が、今後何十年先も続いていくといい」

『おぐに夏まつり』は、午後7時半からの「大花火大会」でフィナーレを迎えました。