国の文化審議会が18日に開かれ、新潟県糸魚川市にある「えちごトキめき鉄道」の市振(いちぶり)駅の駅舎などが有形文化財に登録されました。

えちごトキめき鉄道の『市振駅』は1908(明治41)年に建てられ、昭和後期に改修されました。木造平屋建てで、旧北陸本線の駅舎の特徴を残しています。

併設される『ランプ小屋』も同じく明治41年に建てられました。

レンガ造りが特徴で、照明に使う燃料油の保管庫として建てられたということです。

また、同じくえちごトキめき鉄道の『親不知駅』の駅舎も有形文化財に登録されました。

こちらは1912(明治45)年に建てられたもので、明治末期の北陸本線の駅舎の様子を伝える、木造平屋一部2階建ての建物です。

国の有形文化財は、原則建設から50年経過していることを条件に、歴史的景観に寄与していることや造形の規範となっていることなどの、いずれかの条件に該当するものとなっています。

有形文化財に登録された建造物は県内で554件となりました。
