いよいよ「運命の日」がやってくる!


20日に控えたプロ野球ドラフト会議。
上位指名が期待される新潟県関係の投手3人をご紹介します。

今年はいったいどんなドラマが待っているのでしょうか。

荘司康誠投手「楽しみ半分、ドキドキ半分みたいな感じ」


まずは、新潟市出身で立教大学野球部の荘司康誠(しょうじ・こうせい)投手188センチの長身から投げ下ろす最速154キロのストレートが魅力の本格派右腕です。


【立教大学 荘司康誠投手】「身長もあって角度もあるので、そういったところから安定して力強い真っ直ぐを投げられるところは強みかなと思っています」


即戦力でドラフト上位指名が期待される荘司投手ですが、大学入学時は、全くの無名選手。さらには…


【立教大学 荘司康誠投手】「1年の冬から2年の秋くらいまでは投げられなかったので、1年ないくらい10か月くらいは試行錯誤というか、いろいろと悩みながらやった時期でした」


右肩に違和感があり、思うようなスタートが切れませんでした。ただ、投げられないこの時期に、身体を強くするトレーニングに取り組み、復帰後はいきなり球速149キロを計測。3年生の春には151キロと、一躍プロのスカウトが注目する選手へとなりました。


父の聡さん(59歳)も息子の急成長には驚いたと話します。

【父・聡さん】「全然想像を遥かに超えている球を投げていまして、私も正直驚きまして。こんな球投げるようになったんだ」


荘司選手は小学2年生のときに2歳上の兄の影響で野球を始めました。


【父・聡さん】「やんちゃ坊主みたいな子どもでしたけども、野球を始めてからはちょっと大人になった。チームも結構厳しいチームでしたし」


その後、中学ではクラブチームで野球をし、新潟明訓高校に進学。しかし、3年生最後の大会はまさかの1回戦敗退でした。


【立教大学 荘司康誠投手】「最後の夏、ああやって1回戦で終わってしまったのは、大学入ってからの自分のモチベーションじゃないですけど、そこでの悔しさが自分の中では大きかったなと思っていますね」


今では大学日本代表に選ばれるなど、飛躍的な成長を遂げた荘司選手。雌伏の時を過ごし、いざプロ野球のステージへ。


【父・聡さん】「期待もあり、不安もあり、本当に指名されるのあり、いろんな気持ちが交錯しているような落ち着かない毎日ですね」


【立教大学 荘司康誠投手】「優勝だったりとかそういうところを本気で目指して、しっかりチームで切磋琢磨しながら戦えるようなところに行きたいなとは思っています」