「1年終わった時の復興という位置づけで、こういうイベントをやりたいと…」

緑ヶ丘自治会が主催した“復興イベント”で、餅つきなどに参加した多くの子どもたちも「楽しかった」と笑顔を見せていました。

イベントにはおよそ120人の住民が集まり、住民らで結成するバンドの生演奏を聞きながら、できたてのお餅とお雑煮を味わいました。

【緑ヶ丘自治会 自治会長 梶原宜教さん】
「みんなが前と同じような笑顔で楽しんでますので、本当にうれしく感じました」

能登半島地震から1年が経ち、この日は寺尾地区に明るい笑い声が響き渡りましたが、地域の復興はまだ道半ばです。

【参加した住民】
「不安にみんな襲われて、それを乗り越えるための期間だったと思うの」
「まだまだ越えきれないこともいっぱいあると思うけど、人と人とが関わることが大事。ここ自治会館はね、皆さんの居場所。それを次の世代につなげたい」

地域の“拠り所”の復活に、住民は地震からの復興への思いを新たにしていました。