植木さんは世界初のアラスカ・マッキンレースキー登山を成功させるなど、伝説のスキーヤーでもありました。植木さんが倒れたあとは、弟子たちが協力して小屋を守っています。

黒沢池ヒュッテ管理人 篠原一久さん
「“山をどうしよう、小屋をどうしよう”という話が出た時、“上がるしかない。2人で上がるしかない”と決心した」
フライパンを8枚も使ってクレープを焼いているのが、もう一人の小屋番・島田久雄さん。
黒沢池ヒュッテ管理人 島田久雄さん
Q 山小屋でクレープ?
「植木毅さんがフランスで知った」

植木さんが海外の遠征先でヒントを得たクレープの朝食は、黒沢池ヒュッテの名物になっています。
東京から
「10年前に妙高山に登った。火打山へも絶対登ろうと、今回来た」
今年も県内外からたくさんの登山者が訪れました。
「師匠が愛したこのヒュッテを次の世代へ引き継いでいきたい」と小屋番の篠原さんが話してくれました。