翌朝、日の出とともに妙高山山頂を目指します。山頂まではかなり急な登りが続きます。

登山ガイド菅野由起子さん
「これは“ミョウコウトリカブト”。花も葉も根っこまで毒を持っている花。これからいっぱい咲く。この花が咲くと『夏が来たな』と。暑い夏の到来を告げる花」
黒沢池ヒュッテから2時間半、妙高山北峰です。妙高山には三角点のある北峰と8mだけ高い南峰、二つのピークがあります。

愛知から
「つらかった…ヘロヘロです。山頂で飲むコーラは格別です。もっとデカいの持ってくれば良かった」
栃木から
「登りが厳しかった…厳しかったけど、すごく気持ちいい」
古くから信仰の対象とされ、修験道の霊場であった妙高山。山頂には噴火由来の大きな岩が並びます。気温が上がると湧き上がる雲に覆われはじめ、幻想的な景色に。10分ほど歩くと南峰です。祭られているのは妙高大神。

神奈川から
「登りがいがあった。山頂だけ、ゴツゴツの巨大な岩がいっぱいある。岩の感じ・雲の感じ・空の感じが幻想的」
菅野由起子さん
「このエリアは本当に雪深い。そのぶん、四季の変化を肌で感じられる。秋になると、ぐっと冷え込み、色付きも良くなる。季節を変えて、いろんな時期に登りに来てほしい」