新潟県内はあす12日にかけて大気の非常に不安定な状態が続き、冬型の気圧配置が強まる見込みです。新潟地方気象台は、下越と佐渡では12日未明から明け方まで高波に、佐渡では12日未明まで雪を伴った強風に注意・警戒するよう呼び掛けています。
「高波と風雪及び雷に関する新潟県気象情報」
気象庁によりますと、北海道付近を低気圧が発達しながら進んでいて、この低気圧からのびる寒冷前線が11日夜にかけて北陸地方を通過するとしています。
その後12日にかけて、日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込みだということです。
このため、新潟県では12日にかけて大気が非常に不安定な状態が続き、積乱雲が発達する所があるとしています。海上では雪を伴った非常に強い風が吹き、11日夜遅くから12日夜遅くにかけて海はしけるでしょう。予想より風が強まった場合には、下越と佐渡で警報級の高波に、佐渡の陸上で暴風雪となる恐れがあるということです。
風と波の予想
▼11日～12日にかけて予想される最大瞬間風速
県内全域 陸上・海上ともに30メートル
▼11日に予想される波の高さ
県内全域 4メートル
▼12日に予想される波の高さ
下越・佐渡 5メートル うねりを伴う
上越・中越 4メートル うねりを伴う
気象台は、下越と佐渡では12日未明から明け方まで高波に、佐渡では12日未明まで雪を伴った強風に注意・警戒するよう呼び掛けています。また、新潟県では12日朝にかけて落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
県内は冬空が続く？
今後の雪と風のシミュレーションによると、あす12日(金)～13日(土)昼ごろにかけて、新潟県内は広い範囲で雪となりそうです。
また、14日(日)以降も県内は雨や雪となりそうで、風も強まる時間帯がある見込みです。
今後発表される最新の気象情報などを確認してお過ごしください。
