『分散型ホテル』にはこんな狙いも…
【相川車座・岩崎裕哉さん】
「地域の住民の1人になったみたいな感覚を持って頂いて…。そうするとまた行きたいな、またあの人に会いたいなと。また来ていただいて、街が活性化して、というところにつながっていければ」
相川車座では今後、空き家を活用したホテルや飲食店をさらに増やす予定です。
連携している企業と相川車座の雨宮隆三社長はこの日、改修予定の空き家を見て回っていました。
【相川車座・雨宮隆三社長】
「相川は風が強い日もあるから、内蔵の造りが多いんですよ」
地域の盛り上げに向けて着々と準備を進める雨宮社長は、『佐渡島の金山』の世界文化遺産登録については、期待しつつも冷静に見ていました。
【相川車座・雨宮隆三社長】
「世界遺産になったから何かボーナスが来るわけでも何でもなく、一つのスタート、きっかけだと思っている。そういうご褒美を頂いたものに対して、どうやってそれを活用していけるかということかなと。100年後もこの街を続けていきたいなと思っていますし」

目指しているのは、あくまでも「100年先の相川」の街づくり。
世界文化遺産登録という大きな波をどう生かすのか、相川車座の奮闘は続きます。