「スムーズにいかなかった」伝統芸能の継承にコロナの影も…

尻内えんぶり組 小笠原博仁代表
「どんどんメンバーが減ってきて、できなくなってしまったというのが一番…。そうこうしているうちに、コロナの関係でまったく集まることすらできない状況になって。子どもたちも少なくなってきて、その辺で継承・伝承がスムーズにいかなかった」

小笠原さんは20年ほど前から太夫や歌い手として尻内えんぶり組に参加しています。以前は30人ほどのメンバーがいましたが、高齢化や人手不足が進み、活動を休止。太夫が頭につける「烏帽子」が出番を待つように保管されています…。

尻内えんぶり組 小笠原博仁代表
「やっぱりこの時期になると、やんなきゃなやりたいなという気持ちはありますね。練習小屋とか生活館とか音が聞こえると血が騒ぐというか…」