「見に行きたいというのはあまりない」複雑な気持ちで迎える4年ぶりの開幕

800年以上の歴史をもつ「八戸えんぶり」。厳しい冬が終わり、春を呼ぶ豊作祈願の行事として、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
新型コロナの影響で、中止や時間の短縮などが続きましたが、2024年は4年ぶりの通常開催に。明るい話題の一方で、複雑な気持ちで八戸えんぶりの開幕を迎える人もいます。

尻内えんぶり組 小笠原博仁代表
「見に行きたいというのはあまりないです。えんぶりはやるほうがおもしろいですね。やっぱり各組、自分の組の演目にプライドがあるから他の組の演目をみてすごいなとかかっこいいとか私は思わない」

小笠原博仁(おがさわら・ひろひと)さん(60)。尻内えんぶり組の代表を務めていますが、2014年を最後に組はえんぶりに参加できない状態が続いています…。