2023年6月に亡くなった元青森県知事・木村守男さんの「お別れの会」が青森県弘前市でしめやかに営まれ、参列者が最後の別れを告げました。
元青森県知事の木村守男さんは6月25日、老衰のため85歳で亡くなりました。お別れの会は木村さんが整備に力を注いだ青森県武道館で営まれ、県政界の関係者やゆかりの人たちなど約1700人が参列しました。木村さんのふるさと・藤崎町から望む八甲田の山々を模した祭壇の前では、政治家として同じ時代を送った前の衆議院議長の大島理森さんや、県民を代表して宮下宗一郎知事が弔辞を述べました。
前衆議院議長 大島理森さん
「木村守男先生、あなたはその青雲の志を最後まで持ち続ける、いわゆる黙示して闘い続けた政治家であると私は思う」
宮下宗一郎知事
「先生が築き上げたいしずえと功績を、しっかりといっそうの使命感を持って県民に青森新時代の到来を実感してもらえるよう、実行力、推進力、そしてスピード感をもって青森県政を力強くリードしていくことをここに誓います」
12日は、6年前に亡くなった木村さんの長男で衆議院議員だった木村太郎さんのお別れの会が営まれた日で、遺族を代表して木村次郎衆議院議員が父・守男さん、兄・太郎さんとの懐古の念を述べました。
木村次郎衆議院議員
「様々な政治ドラマがありました。そして父と、兄・太郎のかたわらで見守ってきた私自身、いろいろなシーンが去来してきます。しかし、6年前に兄が亡くなり、そして父が逝った今となっては、もうそれはかないません」
このあと参列者が一人ひとりが祭壇に白いカーネーションを手向け、静かに故人を偲んでいました。












