宮下宗一郎知事が就任して、29日で1か月です。この間、大雨災害への対応や国への要望などと、どの場面でも実行力・発信力・スピード感で存在感を示してきた宮下知事。28日は、青森県産が9割とされる国産リンゴの輸出量が年間の累計で初めて4万トンを達成したことを受け、さっそく次なるステージへと意欲を示しました。「青森リンゴ輸出新時代」を掲げ、目指すのは5万トンです。

※「リンゴ輸出量4万トン達成、おめでとうございます。それでは、どうぞ」

28日発表された財務省の貿易統計によりますと、2022年収穫された国産リンゴの2023年6月までの輸出量が4万1083トンとなり、年間の累計で初めて4万トンを達成しました。これを記念して青森県庁でセレモニーが行われ、宮下知事は、生産者への感謝の気持ちと今後のリンゴ輸出の目標を述べました。

※宮下宗一郎知事
「(4万トン達成は)私自身の成果というよりは(前知事の)三村さんの成果だと受け止めていますし、これから自分の成果として販路を拡大し、輸出を拡大できるように関係者一丸となって取り組んでいきたい。青森リンゴ輸出新時代」

県国際経済課によりますと、2022年産のリンゴは品質が高く、輸出が始まった9月から最大の輸出先・台湾を中心に好調を維持しました。これを受け、6月までの輸出額も200億4500万円と、初めて200億円を突破しました。次は「青森リンゴ輸出新時代」へ。5万トンを目指します。