クマの肉を使った料理が味わえるイベントが24日に青森県西目屋村で開かれ、長蛇の列ができる盛況ぶりでした。

西目屋村の道の駅では、23~24日までジビエフェアが開催され、クマの肉を使った串や鍋などが販売されました。

中澤美寿妃 記者
「こちらの道の駅では、熊の肉をつかった料理を買い求める人で長蛇の列ができています。販売から1時間も経っていませんが、すべて売り切れてしまいました」

特に人気を集めたのは「熊串(くまくし)」で、用意された300本がすぐに完売。
丼と鍋も合わせて100杯分が用意されていましたが、2時間前から並ぶ人もいて、販売開始15分ほどで全ての料理が売り切れました。

料理に使われているクマの肉は、村内で捕獲されたもので、3日以上かけて丁寧に熟成・血抜きをすることで特有の臭みなどを取り除き、柔らかく仕上げられています。
秋田県から訪れた人は
「うまいね!柔らかい!クマがいっぱいいるでしょ?秋田もクマの産地だが、こういう料理は何もない」
青森市から訪れた人は
「柔らかくてなにも臭みもなくておいしいですよ。このために、きのうも来たんです。きのうは目の前で『熊串』が売り切れて、悔しくてリベンジでもう一回来ました」

主催した団体は、クマの命を無駄にしないマタギの文化を踏まえ、5年前に専用の食肉加工施設を整備したことをきっかけにジビエをふるまうイベントを企画しました。












