青森県内では津軽を中心に15日未明から強い雨が降っていて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水氾濫に厳重な警戒が必要です。深浦町から中継です。
須崎蓮記者
「はい、私が今いるのは、警戒レベル4の避難指示対象地域になっている深浦町大間越です。未明から勢いよく降っていた雨は正午過ぎると、一時弱まりましたが、午後3時から再び雨脚が強くなりました。今は滝のような雨が降っています。
私は、午前2時から深浦町にいますが、今が一番強く感じています。
こちらの道路、国道101号は深浦町から秋田県へ行く唯一の道です。
ここから約7キロ進んだ場所で土砂崩れが起き、現在通行することができません。
先ほど、土砂崩れの現場を安全な場所から確認してきたところ、現場は道路脇の斜面が広くてずれ、土砂が約40mにわたって道路に流出していました。
また、ガードレールは海側に大きく曲がり、中国もなぎ倒されていて、土砂崩れの威力を物語っていました。
青森県によりますと、幸いけが人は確認されていないということです。こちらでは、作業員が道路に立ち、青森県側から走行してくる車に1台ずつ通行止めとなっていることを伝えています。並んでいる車を見ると、青森ナンバーや秋田ナンバーが混在していました。運転手の1人は秋田に帰る予定で、ここで通行止めだと初めて知った。4時間以上のロスになるが大きく迂回して、東北自動車道を利用して帰ると話していました。
私が北側からこちらへ車で移動する間も冠水している箇所が多く、川の水が溢れそうな河川もあり、この地域もいつ孤立してもおかしくはないと感じています。依然として、深浦町は大雨で土砂災害、浸水の危険がある状況となっています。
以上、深浦町大間越から中継でお伝えしました。