青森新時代は、市町村との連携を強化します。宮下宗一郎知事が3日、青森県内の40人の市町村長全員を青森市に集め、初めての意見交換会を開催しました。

※高松未由樹記者
「きょうの意見交換会、宮下知事が市町村長と握手をして入り口で出迎えています。そして、会場のレイアウトを見ると、選挙戦でも見られた円形スタイルです。まさに宮下スタイルです」

冒頭のあいさつで宮下知事が示したのは、市町村との連携強化の考えです。

※宮下宗一郎知事
「市長時代から県を頼りにしたい部分は多くあった気もしますが、ちょっと距離を感じていた部分もありまして、今回新しい知事の誕生ということで少なくとも市町村長と知事との距離は思いきり詰めていきたい」

市町村長は、一人ずつ要望や提言を述べました。

※南部町 工藤祐直町長
「学校給食費の無償化について、(市町村との)連携という部分に市町村の負担もあるのかなと感じているのですが」

※宮下宗一郎知事
「市町村にお願いするとか市町村の財布に手を突っ込むとかは基本的には考えていなくて、無償化財源として確保したものを補助なり給付なりという形で提案する」

※つがる市 倉光弘昭市長
「各首長がそれぞれのやりたいこともあるでしょうし、やらなければいけないこともある。各圏域の問題もある悩みもある特徴もある。そこを伸ばすように知事には大局的な見地から後ろからバックアップしていただければ」

こうした意見に宮下知事は。

※宮下宗一郎知事
「ある場面では前面に立ってけん引し、ある場面では皆さんを大きく支えられる存在に、知事そして青森県庁がなっていきたいと改めて感じた」

宮下知事は、連携強化のため、24時間のインターネットで市町村長と情報交換できる仕組みを8月までに構築する考えも示しました。