そこから1年、再び雪上に戻ってきた枋木選手。練習の合間にも後輩たちやチーム関係者に囲まれて笑顔を見せています。オリンピアンの先輩はまさに生きる教材です。

※横濵汐莉選手
「司さんとかは今回一緒に国体出るって私もすごく光栄に思うし一緒にがんばりたい」

※インターハイ3位 青森県選手団少年エース亀田朝陽選手
「レベルが全然違うのでまねるところがたくさんある。やさしいのできいたらすぐに分かりやすく教えてくれる」

世界で戦った枋木選手がいま、心がけていること。
※枋木司選手
「今の若い子に伝えているのはスキーを楽しむことを忘れずにやってほしいと第一に伝えている。楽しいという思いがなければ目標に向かってがんばることができない」

これまで1年の半分ほどを国外のレースに出場してきた枋木選手にとって今大会は久々にこれまで支えてくれた妻の桂さんと愛娘・詠ちゃんの前でのレースに。自ら楽しんで試合に挑む姿を見せ続けることが魅力発信につながると信じています。

※枋木司選手
「第2のスキー人生ではないけど青森県に恩返しをしながら頑張っていけたら。経験談だったりスキーの楽しさを伝えて、1人でも多くオリンピックを目指しい人が増えたり、スキーを続けたいとおもう人が増えれば」

「日本代表」から「青森県代表」へ。恩返しと競技普及への思いを胸に、枋木選手は国体のレースに挑みます。