倒壊する恐れがあるNTT青森八戸ビルの鉄塔についてです。12日正午前の地震による倒壊の恐れはありませんが、近くの人たちの不安は高まっています。
報告 JNN取材団 中村悠人 記者
NTT青森八戸ビルに設置された鉄塔の前からお伝えします。
この鉄塔は、12月8日夜の地震で支柱の一部の破断やボルトが落下していて、倒壊する恐れがあります。
こうしたなか、12日正午ごろに新たな地震がありましたが、現時点では影響はみられません。しかし、近くの人は「怖い」「最近は眠れない」と話していました。
また、周辺の道路では交通規制も行われていて、鉄塔の前の道路はご覧のように車両の通行が制限されています。
市は、柏崎4丁目の一部、48世帯に避難指示を出しています。
この影響は周辺住民の生活のほか、周辺の店舗にも出ています。
近くでネコカフェを営む塩崎聖さんは、避難指示の対象区域外ですが営業を再開できていません。
C-way's Cat&Coffee 塩崎聖さん
「何かあればと思うと全然夜も不安で寝られない。店がすべて囲まれるくらい封鎖されている状態になってしまっている。この状況で安全性を担保できない状況であれば、さすがに営業できないのが現状。自分たちの売上で保護活動をさせていただいている店に該当するので、死活問題というか…。どうやってこの子たちを守っていけばいいのか…。毎日不安な状態」
NTT東日本は、鉄塔の修復には3週間~1か月程度かかる見込みとしています。
巨大な地震が起きるリスクがあるなか、周辺住民の不安は高まっていて、一刻も早い対応が求められています。












