地震の影響で倒壊の恐れがあり、住民の不安が高まるNTTのビルの鉄塔を青森県の宮下宗一郎 知事が視察しました。このなかで知事は、NTT側へ工期を1日でも短縮するよう要請しました。
宮下知事は12日、八戸市内の地震被害の視察ではじめに、関係機関から被害への対応について説明を受けました。その後、NTT東日本は報道各社に次のように説明しました。
NTT東日本 石田信吾 ネットワーク事業推進本部長
「周辺のみなさまに大変ご迷惑をおかけしていますし、48世帯のみなさまに避難のお願いをしているということと、国道45号線、大動脈を止めているということなので、1日も早く解消したい。最善の策がどれか追及しているところ。なるべく早く終わらせられるように検討している」
このあと、宮下知事は鉄塔を視察したうえで、NTT側が見込む修復期間「3週間~1か月程度」を短縮することを求めたことを明らかにしました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「NTTには極めて厳しく、これまでの対応について申し上げた。これから足場を組むまでに2週間なんてありえないので、工期を1日でも短縮するように要請と同時に県および国から技術チームを派遣して、速やかに対応できるように対処した」
また、知事は橋脚の破損により現在も運休が続く八戸線についてもJR側へ対応の強化を求めました。
青森県 宮下宗一郎 知事
「影響のある範囲が大きいので、代替交通は、もともとバスで代替できれば鉄道はいらないので、なかなか100%はむずかしいが代替交通も速やかに手配できるようにということと、要請するだけではなく、県も市とJRと連携して代替交通が確保できるように取り組んでいきたい」
“地震の爪痕”が色濃く残るなか、関係機関の迅速な対応が必要となります。












