介護を学ぶ青森市の高校生が、日常生活で使う道具をテープで使いやすくする演習に臨み、実践的な学びを深めていました。

東奥学園高校の介護総合演習には福祉科の生徒14人が臨み、ユニバーサルテープを使った自助具づくりを体験しました。

自助具は、体の機能が低下した人の動作を補うために使われる日常用具で、今回はユニバーサルテープと呼ばれるシリコーンでできたテープを使って、スプーンやペンなどをより使いやすくすることに挑戦しました。

生徒たちは利用する人を思い浮かべながら、テープを使ってスプーンなどに一工夫を加えていました。

生徒
「握力が弱い人は(スプーンが)握りにくいから、柄を太くしたらいいかなと思って、材料を見に行ったらスポンジが触り心地も太さも握りやすいと思って選びました」

福祉科では今後、小中学生にも体験してもらい、地域にユニバーサルな視点を発信していくとしています。