猛暑の影響により、一部の漁協で大量に死んでいることが確認されている「陸奥湾ホタテ」についてです。青森県内の実態調査は11月10日から始まることになりました。

猛暑の影響によるホタテの大量死は、陸奥湾の一部の漁協で確認されています。 

漁協独自のサンプル調査では、むつ市でのへい死率は約98%、青森市漁協は油川や原別など4つの支所・連絡所で100%となっています。

県は、31日に開いた漁協との会議で、実態調査を11月10日から4日間行うことを報告しました。

2025年は海水温が高い状態が続いたことから、ホタテの体力を回復させるために調査の時期は例年より遅らせたということです。

県漁業協同組合連合会 二木春美 会長
「調査は単独の漁協でやった中では、水深の深いところは生存率が若干良い。(水深が)浅めのほうは、ほとんどへい死している状況なので、これから調査しながら、また(陸奥湾の)課題として全体で考えていきたい」

調査結果は12月に公表され、これをもとに県などが対策を講じることになります。