「リーグ戦で1位通過を目指して―」2人の“熱い思い”

ネットの高さや使用するボールのサイズは変わりませんが、足を取られる「砂浜」や軌道を変える「風」など自然も相手です。

佐藤にこ 選手
「スパイクもジャンプ力が低くなるし、声掛けも外なので聞こえない」

通っている中学校は別々ですが、2024年に結成されたクラブチーム「Forest stars」のチームメートで、2人は県選抜の候補合宿に呼ばれるなど本職のインドアのバレーでも実力は十分です。

全国舞台が決まってからは、募金活動を繰り返すなどクラブ全体で後押ししています。工藤慎也 監督は、結成期間は短いものの、十分に全国で戦えると手応えを感じています。

Forest stars 工藤慎也 監督
「レシーブの平澤とスパイクの佐藤。2人とも連携すればすごく強いチームになる」

県内のバレーの競技人口は、中学生だけでも約2000人いる一方、ビーチになると100分の1の20人程度となっています。“にこあお”ペアは、競技の普及の期待も背負っています。

平澤碧羽 選手
「自分たちが勝つためにサーブとかをしっかり入れていきたい。リーグ戦で1位通過を目指して、しっかり声がけしてきたい」

照り付ける太陽に負けない“熱い思い”を持って、全国のビーチでも笑顔で戦い抜きます。