青森西高校の弓道場で2日夕方、火災が発生しました。けが人はいませんでしたが、校舎の設備が一部使えなくなり、学校は3日に休校となりました。火災の原因は分かっていませんが、当時市内は各地で「落雷」が発生していました。
弓道場で火災があった青森西高校では3日、水道設備が壊れたため、トイレが使用できず休校となりました。
2日の火事から一夜明けて消防は、弓道場の屋根に上って現場を確認していました。
消防への通報内容によりますと、2日午後5時15分ごろに落雷が起きた直後に屋根から煙が上がったということです。その時間帯には、付近の住人も雷鳴を聞いたと話します。
付近の住人は
「その時間帯が一番大きい雷『ドンッ!』となった瞬間『ワッ!』と声が出るくらい大きい。今まで生きてきた中で一番大きい雷だった」
当時、弓道場には部活動中の生徒20人ほどがいましたが、校舎のホールに避難してけが人はいませんでした。
当時、青森県は大気の状態が非常に不安定で、市内では夕方に各地で落雷が発生して900軒が停電しました。
一時全館が停電した県立中央病院では、一部の業務に影響がでたほか、青森空港の発着便に遅れやJR在来線に運休が出るなど、交通機関にも影響が出ました。
青森西高校の設備はすでに復旧していて、来週以降は通常通り授業が再開されるということです。
また、消防は落雷の可能性を含め火災の原因を調査しています。