大雪でゆがんだ神社 「本当に大変な被害を受けた…」頭を抱える宮司

平内町小湊にある「神明宮」。
1631年に遷座(せんざ)してから400年近くの間、“祈りの場”として地域の住民の協力を得て守られてきました。

神事が控える雪どけの春を迎え、16代目の宮司・佐々木紀人さんは頭を抱えています。

16代目宮司 佐々木紀人さん
「もともと社殿は古いものだったので、古さはあるんですけれども。この冬の大雪で、ぐぅーっと圧雪されてですね、神社がゆがんで外の雨戸も、中の戸も全く開かなくなってしまいました。ここが開かないと、夏のお祭りなどができないもので、本当に大変な被害を受けました」

「本殿」や「鳥居」の塗装がはがれたほか、手水舎(ちょうずや)を覆う木材が腐り、倒壊する恐れがあります。また、「本殿」と「弊殿」をつなぐ「橋げた」は壊れて使えなくなっています。