ホテルの予約ができるのはインターネットだけ。宿泊客はフロントでの受け付けもせず、メールで届く暗証番号を使って部屋に入る仕組みです。

一番人気がある部屋をホテルの管理スタッフに見せていただきました。


※ホテル管理スタッフ 木村深雪さん「どうぞ~」

目を引くのはこの照明、スナックだったときに使っていたものをそのまま残しているといいます。


※高山キャスター
「レトロ感あふれる照明と目を下に向けると真新しいベッドのギャップが素晴らしいですね」


壁に埋め込まれた木の装飾も当時のままで、カウンターを置けばすぐに営業できそうなほどです。このほかの部屋も、高級感溢れるシャンデリアをいかした造りになっているなど個性豊かなものばかり。


※木村深雪さん「20代の学生さん、若くて本当に珍しいって方から50代の昔懐かしいなこうゆうところあったよな。みたいなお客様が結構いらっしゃいます」

お父さんの癒しの空間は幅広い世代に愛される施設になっているようです。さらに、11日に全国旅行支援が始まったことで注目度は上昇、いま、多くの問い合わせが入っているといいます。


稼働率も徐々に上がってきているため、キンキエステートは、事業の拡大を計画。隣接するビルでも、同様にスナックを改装した新規施設をオープンさせるため、来年から準備を進めたいとしています。


※キンキエステート営業部長 野村昇平さん
「文化遺産に近いスナックをキーワードに、日本独自のものだと思いますし、そういう場所があるよって発信していって地域が一体となって盛り上がっていければいいかなと思っています」