約600年の歴史ある温泉郷 閉館した温泉を後世へつなぐ新施設

風間浦村の温泉郷にある名湯『下風呂温泉郷』に到着!温泉宿が立ち並びます。その歴史は、今から約600年前の室町時代後期から続くとされています。当時から『湯治場』として有名で、地元の人々はもとより、北前船でやってきた商人たちをも癒やしてきたのだとか。

また、作家・井上靖が昭和33年(1958年)に宿泊して、小説『海峡』を執筆したことでも知られています。『本州の、北の果ての海っぱたで、雪降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる』の一節からは、昭和の文豪・井上が温泉郷に魅了されたことが想像されます。
さて、今回2人が紹介するのは、4年前(2020年)の12月1日にオープンした『下風呂温泉 海峡の湯』

こちらの温泉郷には、2つの異なる源泉を引いた『新湯』と『大湯』がありましたが、建物の老朽化により惜しまれながら閉館。

この源泉を後世に残すため、一度に2つのお湯を楽しめるようにと新設されたのが『海峡の湯』なのです。ちなみに『下風呂温泉郷』の源泉は、『浜湯』も合わせて3つ。その湯口は、全て100メートル以内にありますが、どれも異なる泉質です。
さて、『海峡の湯』がどんな温泉なのか教えてくれたのは、工藤洋子さん。

下風呂温泉 海峡の湯 工藤洋子さん
「熱いです。めっちゃ熱いです。シャワーだけだと入れませんよ。マジで」
タマ伸也 さん
「頑張ります!」
下風呂温泉 海峡の湯 工藤洋子さん
「はい。頑張ってみて」

それでは~、レッツ入浴~!