■2011年の東日本大震災を機に考えた自分の役割
大湯琴音さん
「東日本大震災が起こって当たり前の日常が全て壊れた。私は直接の被害はなかったんですが、やはり警察という組織の中にいますと、とても悲しいお話を現場の方からたくさん聞いたんですね。いつ何が起こるかわからないので、やりたいことはやった方がいいなと思いました」
震災を機に、2人の息子の子育ても落ち着いたところで、29年間働いた警察を辞め、学び直しのため47歳で上京。

大湯琴音さん
「2年間は明治大学のビジネススクールで、残りの3年間は早稲田大学のロースクールが法学未修コースが3年でしたので、それで5年間」
大学院時代は10カ国を回る経験も。

2つ目に通った早稲田で法律を学んだ後に考えていたのは、警察の経験から交通事故被害者に寄り添う弁護士になる道だったが断念し、不動産業の道へ―。