しかし地震後、ウエイトリフティング部や、重量挙げ教室の練習場となっていた珠洲市ウエイトリフティング場が支援物資の保管場所となり、活動場所を失いました。
そのため2月に入って週末に福井県の高校で場所を借りて練習を行いましたが、練習不足は否めないといいます。さらに、移動費や宿泊費の捻出が課題となっています。
浅田さんは身近な場所で練習できるよう学校にも相談し、校内にある野球部の部室を間借りして、14日、練習を再開しました。
早速ウエイトリフティング部の卒業生で、浅田さんの指導を仰いで卒業後も競技を続けている中島一馨さんが訪問。去年11月の全日本選手権87キロ級で日本新記録をたたき出した実力の中島さんは、浅田さんとともにフォームの確認を行いました。しかし、十分な環境とはいえず、練習場所の模索が続きます。
(中島一馨さん)
「いつもとは練習場所は違うんですけど、この場所でいつも指導して下さる方と、そして仲間と(練習)できるのがすごく嬉しいです。試合で結果を出して、みんなに元気を与えられたらなと思います」
(浅田久美さん)
「珠洲の子以外は普通にできてる、珠洲の子だけが練習ができないという・・・なんでかなと思いますけど、ピンチはチャンスなのでって話をして、そういうことによって、一本一本がものすごく貴重なものだってことを感じられるかもしれないし」
浅田さんの目標は、珠洲市から初めてのオリンピアンを輩出すること。岩手と石川、2つの大災害を目の当たりにしても逆境に立ち向かい、教え子と夢への挑戦を続けています。
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