「そもそも事件ではない」と主張

トラウデン直美さん:
高橋さんとしては、ご自身も、(会長だった)森さんに関しても、特に問題のあることはしていないという認識なんですか。

佐藤記者:
そうですね。全面的に無罪を主張しています。

小川キャスター:
インタビューを聞いていて、とても饒舌に語っていますが、やはり素朴に思うのはこの事件についてどう思っているのか。ご自身がしたことについて、罪の意識や反省の弁・気持ちというのはあるのでしょうか。

佐藤記者:
一連のことについて、高橋被告は「そもそも事件ではない」という主張をし、自分を起訴した検察を批判しています。

高橋被告は長年、自身の人脈や人間関係を活かして、利益を満たすビジネスを行ってきています。

しかし、既に確定した企業側の裁判では、透明性が求められる公務員に準じた立場ということで、その立場にも関わらず、これまでと同じように、高橋被告の人脈や影響力を期待して企業が渡したお金が、結果的に賄賂と認定されています。