SNS上でのいじめ「加害者にはやりやすく被害者には困難な状況を作る」

 いじめ問題に詳しい専門家は、近年目につくSNS上でのいじめの特徴をこう分析する。

 (子どもの発達科学研究所 和久田学所長)「ここでやるんだったら気づかれないのではないだろうか、自分の責任を問われないのではないだろうか、と考える匿名性の問題。簡便だからこそどこまでも追いかけてきて、学校にいる時だけいじめられるのではなくて、24時間いつでもになってしまうとか、誰がやっているのかわからないとか。いじめの加害者にとってはやりやすいものになり、被害者にとっては非常に困難な状況を作る特徴だなと思います」