中国などで始まっている春節休暇。日本各地でも賑わいを見せていますが、北海道では意外な場所に観光客が集まっていました。

霊園の映えスポット化に、担当者は「来てもらえるならOK!」

熊崎風斗キャスター:
春節休みで訪れる先として北海道が人気です。なかでも真駒内滝野霊園(札幌市)が大変人気になっています。担当者は、「PRしていないので不思議。SNSで広まったのでは…」とのことですが、大仏の周りは、映え写真が多数撮れるということです。

大仏殿は、安藤忠雄さんが設計されていて、非常に人気があります。今ですと、上が開いていますので雪が降ってくる。雪×大仏×安藤忠雄さんのコラボレーションは、なかなかこの時期でないと見られないということで、幻の景色として人気がある。

他にもモアイ像などを含めて、どこをとっても映えるということで、非常に人気があるんだそうです。

ただ、霊園ですから、“映えスポット化”すること自体問題はないのか担当者に伺いました。
「モアイ像などは霊園のシンボル。愛着を持ってもらうために建てたので、外国人観光客に面白いと思ってもらい来てもらえるならOK!」とのことでした。

ホランキャスター:
SNSでこういった観光地が、ある意味口コミ的に広まっていくという現象はかなり増えていますよね。

東京大学 准教授 斎藤幸平さん:
面白いのが、やっぱり日本人が行かないようなところを…。多分こういう方はもう何回も日本に来て、「東京とか京都はもういいや」と言って、新しいところに行って、それで地方の魅力を発見しているというのは、日本人にとってもいい流れかもしれないですね。