なぜ「毛布が上」だと暖かい? 毛布の表と裏の正しい使い方も

南波キャスター:
なぜ「毛布が上」だと暖かいのでしょうか。東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長によりますと「羽毛布団の保温効果が実証された結果だと思います」と言います。

羽毛布団は直接体に当たることで、体の熱で布団が温められ、しかも熱が逃げにくい保温効果があるそうです。さらに、毛布を上にすることで、温められた布団を毛布でカバーすることにより、外の冷たい空気が入りづらくすることができるということです。

しかし、毛布の“ふわふわ”な手触り感がないと眠れないという方もいらっしゃるかもしれません。
梶本院長によりますと「暖かさよりも寝心地を優先してOK」と言います。実際に脳波を測って、睡眠の質を測るような実験をしたときに「毛布が下」の方がより深い眠りにつく人がいたそうです。
ホランキャスター:
寝るときのストレスを最小限にすることを考えると、好きな方で寝てくださいということですね。

南波キャスター:
寝具メーカーの昭和西川にも取材をしたところ「暖かさと寝心地を両立させるなら『毛布を下に』がいい」と話してくれました。毛布を自分の体の下に敷くことで、下からくる冷気を遮断し、羽毛布団で体温を保持できるため、このパターンが一番バランスが取れるのではないかということです。ベッドも床から冷気が上がってくるので「毛布を下」にすると良いそうです。

さらに毛布の表と裏の正しい使い方も聞きました。昭和西川の広報担当者によりますと「肌触りの良い表を体に向けて眠ってください」とのことです。暖かさは変わりませんが、寝心地という意味ではこうした方がいいのではないかということです。














