存続を求める署名を提出するも…廃止案は市議会で僅差で可決される

 しかし、10年前に行われた調査で、耐震性に問題があることが判明。岸和田市によりますと、当時の試算で耐震補強には最低でも1.9億円(当時)かかることや、代わりに使用できる体育館があることなどから、今年度末での廃止を決めたといいます。心技館の建物に関しては、文化財に指定されている石垣に負担がかかっているなどとして、取り壊し撤去するとしています。
b22.jpg
 市は去年11月に2回、市民説明会を実施。以前から廃止の方針は伝えてきたと主張し、理解を求めました。一方で松端さんらは、耐震工事費の試算が10年前から更新されておらず廃止と判断する根拠が乏しいと主張。岸和田城と一体で文化的に重要な建物だとして、存続を求める約1万5000人分の署名を市長に提出しました。

 (松端孝元さん)「人の命に関わることだから存続できませんと言われたらその通りなんですけど、どこをどうすれば耐震補強ができるんやというようなことまで踏み込んだ説明はまったくないです。『潰さず補強したらどうや』という意見が出てくるのは当然やと思いますね」

 しかし、説明会から1か月あまり、去年12月20日の市議会で、廃止案が13対10の僅差で可決され、廃止が決定したのです。