能登半島地震の復興支援として3日、金沢市の近江町市場ではブリやカニの入った温かい鍋が振る舞われました。

金沢市の近江町いちば館広場では、ブリ粕汁、カニ汁、豚肉と野菜のめった汁の3種類の鍋およそ2000食が振る舞われました。いつもは無料で多くの方が列を作るイベントですが、ことしは1杯100円以上のチャリティーです。

「近江町市場は能登からも新鮮な魚介や野菜を仕入れている。大きな被害が出たので何か被災地のためにできないかとチャリティーを実施した」(近江町市場商店街振興組合・石山博之事務長)
「被災地の方には今行けないので、金沢で自分ができることをしようと思い来た」(金沢市内の女性)
「驚きましたが、苦しい思いをしている人が多いので、少しでも力になれればとの思いです」(神奈川県からの観光客)

訪れた人は能登への思いとともに温かい鍋に舌鼓を打っていました。3日集められた募金は、日本赤十字社石川県支部を通じて、被災地に送られることになっています。