次は、毎年春にかけて多くの人を悩ます「花粉症」についてです。すでに症状が出ているという人もいるのではないでしょうか。
今年の花粉の量は平年並みと予想されていますが、早めの対策が必要となっています。
宮崎市にあるつぼい耳鼻咽喉科クリニック。
今年はすでに花粉症の患者が診察に訪れているということです。
(つぼい耳鼻咽喉科クリニック 坪井康浩院長)
「今年はちょっと花粉症の症状が出る方が早めに来られていまして、すでに先週くらいから花粉症の症状が出るということで、ちらほらですけど、来られています」


今年の花粉の時期について気象予報士の野田さんは…
(気象予報士 野田俊一郎さん)
「ウェザーニュースの自動の花粉観測機で県内の観測状況を見ると、1月の中旬くらいからやはり観測していまして、去年のデータと比べて2週間くらいちょっと早めに増えているという傾向が見える。少し早めにしっかりと飛び始めている印象」

(気象予報士 野田俊一郎さん)
「今年は平年の量と比べるとほぼ平年並みの予想なので、しっかりと対策をしておく必要のある花粉シーズンになりそうです」

つぼい耳鼻咽喉科クリニックの坪井康浩院長は、現在、花粉症の人もそうでない人も「くしゃみ」や「目のかゆみ」などの症状が出た場合は早めに受診してほしいと呼びかけています。
(つぼい耳鼻咽喉科クリニック 坪井康浩院長)
「花粉症は実は30代、40代が発症のピークだと言われていますので、20代までどうにもなかったという方でも30代、40代で急に発症する方もいらっしゃいます。(症状が出たら)診断を受けていただいて必要な治療を受けていただくのが大事」



(スタジオ)
宮崎県と言えば、スギ丸太生産量日本一ということで、花粉症の人も多いんじゃないかと考えたことはありませんか?
こちら「ウェザーニューズ」が調査した都道府県別の花粉症の人の割合です。宮崎県は50%未満で全国で31位です。九州は少なくて、都市部が多くなっています。

これには、実は理由があります。
花粉は土に落ちた場合は吸収されますが、コンクリートだと吸収されず風を受けて何度も舞い上がってしまうということです。

今年は花粉の飛散が「早い」ということで、ぜひ、早めの対策をお願いします。
※MRTテレビ「Check!」2月2日(金)放送分から